プエルトリコとは / Let’s get Americanized!
プエルトリコとは
先日、生徒からプエルトリコってアメリカなんですか?という質問があったため今日はプエルトリコについて紹介したいと思います。
プエルトリコはカリブ海にある国で、国家ではあるもののアメリカの統治下にあります。イメージ的にはグアムに近いもののグアムは国家ではなくアメリカの州に属さない領土です。カリブ海はアメリカ大陸の東側に位置し、海賊のイメージがある方も少なくないかもしれませんが、ドミニカ共和国、キューバ、ヴァージン諸島など小さな国と大国が統治する島々で形成されています。
プエルトリコ人はアメリカ人
プエルトリコの公用語はスペイン語で、標識なども英語の記載はありますがスペイン語がメインで記載されています。アメリカの統治下にあるとはいっても英語を話さない人も多く、観光スポット以外では英語が通じないところも多くなっています。
プエルトリコの大きな特徴は、アメリカ50州に属さず、スペイン語が公用語なのにもかかわらず、プエルトリコで生まれた人はアメリカの市民権をもつことができるというところです。市民権というのはcitizenshipと言いますが、日本で言う国籍になり、そこに永住的に住む権利を表します。
つまり、プエルトリコ人ではあってもアメリカの50州とその他領土に自由に行き来できるというとても恵まれたステータスをもっています。しかし、アメリカの市民権はあっても合衆国大統領になることはできなくなっています。これはアメリカの大統領になる条件に50州のどこかで生誕しているという条件があるためです。
アメリカ人のリゾート
アメリカ人もプエルトリコにはパスポートなしで出入国できるようになっています。ニューヨークから飛行機で約3時間、国内線扱いのため免許証などがあればすぐにいけます。東京から沖縄にいくような感覚です。このためホリデーシーズン(12月)から3月ごろまでは気軽にバケーションで訪れるこができるスポットとなっています。
首都のサンフアンはスペインの統治時代の面影が残りつつも、独自に発展してきた文化と混ざり、先進国とも発展途上国とも異なる独特の雰囲気があります。観光スポットはなんといってもエメラルドグリーンの海に囲まれるビーチに近いエリアになりますが、植民地時代からの要塞などもそのまま残っていてとてもみどころがあります。
そのほか、外壁がカラフルな街並みも観光スポットとして人気で、あるいているだけで独特の雰囲気を感じ取ることができます。
プエルトリコの治安
観光スポット周辺は治安はそれほど悪くはありませんが、他の国と同じように最低限の危機感は必要です。スリや置き引きには注意が必要です。観光スポット以外では、見るからに危険を感じるエリアや、野良犬だらけのエリアなどもありますのでそういうところには近づかないほうがよいと思います。
最近では仮想通貨への課税がされないというところが注目され、暗号資産をもつ資産家を多く呼び込み、一時はリゾート地としては下降傾向であったのが再びブームがきているようです。
まとめ
アメリカの東海岸からはすぐにいける距離ですのでニューヨーク、ボストン、フロリダなどに行った際にはぜひ立ち寄ってみてください。
Writer:James
アメリカ在住約10年を経て日本に帰国。アメリカ、イギリスでの豊富な経験をもとに帰国後は多方面で活動。純日本人ながらアメリカの黒人文化に囲まれて過ごすという異例の経験を持つ
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