Buy One Get One Free / Let’s get Americanized!

Buy One Get One Free

アメリカは広大な土地があるため車社会となっていて、移動は基本的に車になります。ニューヨークなどは例外で地下鉄などはありますが、他のエリアでは基本的には車またはバスでの移動で長距離は飛行機での移動となります。そのような背景によって郊外には巨大なショッピングモールやウォルマートなどの大型スーパーがたくさんあり、買い物を一度で大量にするという文化があります。

一度に大量に買い物をするため、ショッピングカートなどは日本の倍以上の大きさのものが並んでおり、広い店内をカートで見ながら会計時には山盛りになったカートなどを目にします。

このような文化背景から生まれた、日本には見掛けられないサービスでBuy one, Get one Freeというものがあります。商品がカゴの中に大量に置かれており、表示にそのように書かれている場合、一つ買うともうひとつおまけでついてきますというようなサービスです。

Buy one Get one freeから派生したサービス

1つ買うと2つついてくるというお得感からアメリカ全土に渡って広まっているサービスですが、よくよく考えてみると2つ分の値段で1つを売っているという見方もできますので、表示価格が一つ分の価値に値するのかを見分ける必要があります。

ただ単にお店側が個数を売りたいために1個の値段の料金よりも高く設定して2つを販売しようとしている可能性があるためです。

さらに、注意が必要なのが、Buy one get oneの表示が大きくなっていて、そのあとにfor 50% offのように書かれている場合があります。

これは2つ買うと2つ目は半額という意味になるのですが、for 50% offの表示が小さく見づらいようになっているため一見すると、Buy one get one for freeと勘違いしてしまいます。カートには大量のものがあるためレジでは金額の違いを見落としてしまい、そのまま気づかないケースなどもありますが、2つにすると1.5倍の値段になるので要注意です。

大量生産、大量消費社会

いろいろな物やサービスがアメリカから入ってきて日本でも普及しますが、このBuy one get one for freeは日本では浸透していないように思います。これは日本に根付く、”もったいない”の文化に関係していて、余分なものはいらないという気質のためなのではないかと思います。

必要でないけれども同じ値段で2個あるなら嬉しいと感じる価値観と、もったいないので同じ値段でも1個でいいと思う価値観を比べてみるととても興味深いものがあります。地球温暖化が叫ばれる中、アメリカ式の大量生産、大量消費は地球には優しくない反面、経済を大きくする効果があり、ものを大事にする日本文化は、地球に優しくはあるものの、消費しないので経済が大きくならないという経済的な観点においても違いがでてきます。どちらが良いかは誰にもジャッジできないかも知れませんが、Buy one get one for freeから日米の文化の違いを感じ取ることができます。

まとめ

アメリカのショッピングモールでの買い物はとても楽しいので訪れた際はぜひ試してみてください。Buy one get one for freeは同じお土産を複数人に買っていく場合などにはとてもいいかもしれないです。

Writer:James
アメリカ在住約10年を経て日本に帰国。アメリカ、イギリスでの豊富な経験をもとに帰国後は多方面で活動。純日本人ながらアメリカの黒人文化に囲まれて過ごすという異例の経験を持つ

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