Getの使い方 / 英文法が苦手な人のための英文法

変化を表す動詞のget

getは使い方がいまいちわからないという人も少なくありません。それはあまりにもいろんな場面で使われているためその法則性がつかめていないと膨大な数の意味があるように思えてしまうところに原因があるかもしれません。getはいろいろな場面で使われるのは事実ですが以下のことだけを覚えておけば大丈夫です。

getは何かしらの変化が起こるときに使われる

これがgetを理解する上で最も意識するべきポイントです。状態というのは変化することがあります。実はこの変化という動きを表すことができる動詞は数が少なくそのためgetが頻繁に使われます。

getという変化をした結果〇〇の状態になります。この〇〇にくるものは2つしかありません。一つずつみていきましょう。

getした結果haveの状態になる

She got money.

日本語で使われているゲットはこの意味です。

getという変化が起こった結果haveをしている状態になるということです。

I got money. I have money.

お金を手に入れました。

お金はhaveしていませんでしたが、get moneyの結果 have moneyに変化しています。

haveの状態になるときに使われるgetはget + 名詞の形で使われます。

I got a shot.

注射をしました。

shotをgetした結果had shotの状態になっています。

get+名詞はその結果所有するhaveになるだけなので比較的わかりやすいでしょう。

getした結果beの状態になる

もう一つの意味はgetした結果beになる状態です。

She got angry.

彼女は怒った。

She got angry. → She is angry.

getした結果angryな状態に変化したという意味になります。

get する前は she is not angry → she got angry. → she is angryのように状態が変化しています。このように変化した瞬間を表すのがgetです。

このケースの場合get + 形容詞またはget + 副詞の形になります。

She got up.

彼女は起きました。

起きるというときにget upを使われていますが、これは体がdown(横)になっている状態からup(縦)になる変化を表すところから(体が)起きるとして使われています。

She got sick.

彼女は具合が悪くなった。

元々はshe was not sick. → she got sick.→ she is sick.という時系列になり、sickになった瞬間を表すのにgetを使います。

このようにgetに形容詞は副詞を用いることによってその形容詞や副詞の状態になるということを表すのがgetです。

ちなみに、she got sick.はsickな状態に変化したことを表すだけですので、その先もsickであるとは限らないためshe got sick.だけでは今の状態がどうなのかはわかりません。

She got sick but she is fine now.

彼女は具合が悪くなったけども今は大丈夫。

のようなパターンもありえます。今もその状態というときはbeで表します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。getが苦手な方は多いのですが、実はこの1.getした結果haveになる、2.getした結果beになるという2つの意味しかありません。この変化を表すのがgetです。まだいまいちわからないという方は形容詞、副詞、be動詞のほうの理解を深めるとさらにgetがピンとくるかもしれません。

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