willとbe going toの違いpart1 / 英文法が苦手な人のための英文法

willとbe going toの違い

学校ではwillはbe going toと同じ意味という習い方をされた方も多いかと思います。どちらもこれから先に起こり得ることという意味では同じですが使うときのニュアンスは異なりますのでその違いを理解しましょう。

Willは2つの意味を持つ

willはこれから起こることに対して使う表現ですが、大きく分けると2つの使い方があります。

  1. 起こり得る可能性を表す。
  2. 起こるようにする意思を表す。

この2つは似ているようでニュアンスが全くことなります。

可能性を表すwill

可能性は客観的にみたときにどれくらいの可能性でそれが起こり得るのかという視点です。根拠をもとにその強さで表しますが根拠が強い場合に使うのがwillです。

It will happen tomorrow.

それは明日行われるでしょう。

確かな情報があるためそれに基づいて可能性が高いですよということを表しています。このため主語は客観的になるようなItやThey,He,Sheなどが使われます。可能性を具体的に数値化することは難しいのですが、感覚として90%くらいある場合に使う感じです。

可能性がそれほど高くない場合はcanやmayに置き換えることができます。

It can happen tomorrow.

明日起こりえる可能性はある。可能性は70%くらいの感じです。

It may happen tomorrow.

明日起こるかもしれない。可能性は50%くらいです。

このようにwillもcanもmayもその可能性の強さによって使い分ける助動詞になります。未来のことを表すという助動詞ではありません。


意思を表すwill

I will do it tomorrow.

明日やる予定です。

やるつもりであるという意思を表します。主語は意思を表すようなIであったり、意思確認をするような疑問形のWill you…? のyouなどになります。

意思が確かなのは自分のことと、相手がそう言った場合になるため客観的な主語の場合は可能性として解釈するほうがよいでしょう。

He will do it.

(私が思うに)彼はそれをやるでしょう。

彼の意思を代弁している感じではなく、客観的にみて90%くらいでそうなるでしょうというような解釈です。

まとめ

be going toとの違いを理解するためにまずwillがもつ2つの意味を紹介させていただきました。will = 未来という単純な覚え方から、より細かいニュアンスを表現できるように理解をアップデートしておきましょう。次回はbe going to との違いを説明します。

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